官公庁の取組み

総務省

IoT機器等の電波利用システムの適正利用のためのICT人材育成事業

【ウェブサイト】
http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/fees/purpose/ict/index.htm
【講習会動画】

https://w2.lstep.jp/iotjinzai/ps/Default.aspx

総務省が行っている、IoT講習会の動画です。IoTについて大変わかりやすくまとまった内容となっています。
ログイン、視聴には簡単な登録が必要ですが、どなたでも申し込め、登録も視聴も無料です。

新潟市

新潟市IoTチャレンジ事業

  1. 概要

    1. 実施事業の目的

      1. 工場内で、IoTとAIを用いた金型の位置探索システムを構築し、金型探索時間の短縮による生産性向上を図る。
      2. デヴァイス選択、データ収集や分析にかかる環境構築、実装ノウハウをフレームワーク化し、他企業へ展開を目論む。
    2. 事業概要

      1. IoT / AIを活用したデータ活用の流れ

      2. システム構成

      3. 現場・システムの流れ

  2. 効果算定

    1. 事業実施前の金型探索時間

      • 1人1ヶ月20時間
    2. 目標設定

      • 金型探索時間を1人1ヶ月5時間に短縮、9.4%の生産性向上を目指す。
    3. 目標達成に向けた施策

      1. 工場内でも情報取得可能なRFIDタグやレシーバーの選定、活用方法の実証
      2. 金型をリアルタイムに追跡、モニタリング、記録するシステムの開発
      3. クラウド蓄積情報から、資材動静、工程分析可能なAIを構築
      4. 構築したシステムを導入し、運用担当者への教育と運用体制の整備
    4. 実施後の効果

      • 金型探索時間20時間→ 1人1ヶ月6.3時間に短縮、8.6%生産性向上を実現。

      今後は、蓄積データとAIを用いて金型位置予測の精度を高め、更なる時間短縮、生産性向上が実現可能となる。

  3. 今後の展開

    1. 自動スキャン方法の検討

      デバイスの性能・コストをクリアし、自動スキャンを実現する。

    2. 製造フロー全体の効率化

      金型の様々な情報を追加し、製造フローの効率化をAIにより算出する。

    3. 工場内情報の視覚化

      工場内設備、金型、人員などをARなどで視覚化し、製造フロー全体と連携させる。

      • 製造機器・設備の状況
      • 天候・温湿度等の環境情報
      • リアルタイム生産状況
      • 在庫(生産在庫・原料在庫)
      • 受発注状況
      • 車両の動き
      • 稼働時間(人・機械)
      • 現在・将来の生産計画 …など